【追記2】
2023年にMeta Quest 2(Oculus Quest 2)を売りました。
【追記2終わり】
【追記】※このブログ記事は2022年1月27日午前5時(日本時間)に公開しましたが、直後に Oculus Quest 2 は Meta Quest 2 に変わるという発表がありました。
Meta Questよりご案内https://t.co/zBwPCMZzLL pic.twitter.com/FUxTj6QFLt
— Meta Quest Japan (@MetaQuestJapan) January 27, 2022
そのため、いくつかの変更を行います。「Oculus Quest from Facebook」のブランド表記は、「Meta Quest」へと変わり、「Oculusアプリ」は今後「Meta Questアプリ」に変わります。同時に、販売されているヘッドセットの外箱印字や、ソーシャルメディアのアカウント名についても変更していきます。
以後、Oculus を Meta に読み替えてください。
【追記終わり】
2022 年初めに Oculus Quest 2 を買って 1 週間以上使ったので感想を書いてみます。
Oculus Quest 2 以外の VR ヘッドセットは持っていません。
そもそも Oculus Quest 2 を買った理由
室内で楽しく運動するためです。
VR ヘッドセットでなくても楽しく運動できそうな機械は他にたくさんあります。
例えば某コンソールゲーム機もあります。
しかし身体を動かして遊ぶゲームの種類の多さで言えば VR ヘッドセットの方にアドバンテージがありそうだと思ったので、VR ヘッドセットを買うことに決めました。
私が知っている VR ヘッドセットの中では(スマホの疑似 VR を除いて)Oculus Quest 2 が一番安かったです。
あと YouTube の動画などを見て Beat Saber 1 というゲームを遊んでみたいと常々思っていました。
Oculus Quest 2 を使い始めて気づいたこと
コントローラー(手)の位置が画面内に反映される感覚
Oculus Quest 2 のヘッドセットを被って初めて電源を入れたとき驚きました。
コントローラーがレンズの向こうの画面内に表示されたからです。
当たり前と言えば当たり前なのですが、Oculus Quest 2 のヘッドセットはコントローラーの位置を認識します。
その位置に応じてコントローラーが画面内に逐一表示されます。
あと、画面内に手が表示されるときもあります。
コントローラーのボタンから指を離したりすると、それに応じて画面内の指が動きます。
コントローラーを動かしたり、ボタンを押したりして、画面内の物に手をぶつけたり、物を動かしたりできます。
そのときまで経験したことが無い感覚でした。
迫力
単純に、現実の目で捉えられる大きさと変わらないくらいの大きさの物を見た気になります。
大きな山は大きく、高い天井は高く、深い穴は深く見えます。
視覚では映画の迫力を超えていると思いました。
PC の平面ディスプレイに表示される画像と違って立体感があり、遠くの物を見るときには遠くに目のピントを合わせないといけなくて、近くの物に対しては近くを見るように目を使う必要があります。
頭を動かして見たいところから物を見られます。
レースゲーム2で車の窓から顔を出したりできました。
汗と消費カロリー
簡単に汗をかきます。
少し寒いと思っていた室温でも、Oculus Quest 2 を使って動くと暑く感じます。
Beat Saber で何個かステージをこなすと良い運動になると思いました。
Oculus Move という消費カロリーを推定する機能があるのですが、150 カロリー(kcal?)消費の通知が出てきます。
酔い
酔いました。
私はバスや普通自動車の中で読書をしていてもめったに酔いませんが Oculus Quest 2 を使うと簡単に酔いました。
自分の位置が固定されていて、ただ上下左右前後を振り返って見るだけなら酔いませんが、上下左右前後に視点が移動すると酔いました。
コントローラーのスティックを前に倒して前進すると酔いました。
コントローラーのボタンを押してジャンプすると酔いました。
しかし、レースゲームでは酔いませんでした。
また、戦闘機3や宇宙船4に乗っても酔いませんでした。
乗り物に乗っているという感覚があれば酔わないのかもしれません。
生身の体で歩いているような視界の変化だと酔うのかもしれません。
酔いについては個人差があって、平気な人は平気なようです。
ヘッドセットが重い
ヘッドセットが重いです。
標準ではゴムベルトで頭に固定しますが、時間が経つとほおの辺りが痛くなってきます。
ヘッドセットがずれると焦点が合わなくなり、視界がぼやけます。
しっかりと固定しないといけないのですが、ベルトを強く締めるとヘッドセットの顔に当たる部分が痛くなります。
特にヘッドセットの支点になるほおが痛くなります。
この痛みを解消するためにヘッドストラップを買いました。
商品名にひらがなが入っていたり、変な言葉づかいで不穏な雰囲気を感じますがこれを選びました。
なぜ選んだのか理由を説明します。
まず、ヘッドストラップには大きく分けて 2 つのタイプがあります。
- ヘッドセットと後頭部と上部のバンドで固定するタイプ(標準のゴムベルト、公式の Elite ストラップなど)
- 額と後頭部で固定するタイプ(上記のストラップなど)
私はほおが痛くなり、また目と後頭部の間の耳にベルトが当たると痛いので、2. の額と後頭部で固定するタイプのストラップを買うことにしました。
額と後頭部で固定するタイプのストラップにもいろいろありますが、次の動画を見て上のストラップ(MOMOVR M2、動画中では BoboVR M2)を選びました。
A VR Noob Tries EVERY OCULUS QUEST 2 Head Strap - YouTube
この動画では 1.のタイプも紹介されていて、耳が当たっているように見えるのですが、痛くないのでしょうかね。
一応ストラップのおかげで頬の痛みは軽減されました。
それでも 2 ~ 3 時間以上連続で VR ゲームを遊ぶのは重さで頭や肩が痛くなるので難しいと思いました。
ケーブルが邪魔
一応 Oculus Quest 2 はスタンドアロン(PC とのケーブル接続無し)で Beat Saber などのゲームを遊べるのですが、スタンドアロンだとバッテリーが 2 時間ほどで無くなりそうです。
PC 5とのケーブル接続有りだとケーブル経由で電力も供給されて、 Steam で売られている VR ゲームを遊べたりするので、私は接続して使っています。
しかしケーブルが邪魔です。
壁と壁との間に紐を張ってケーブルを吊るしたりしましたが、しゃがむための長さのケーブルを垂らすと邪魔です。
結局、ケーブルは後頭部に固定してから右肩にそのまま垂らすことにしました。
この方法だとケーブルの重量が後ろの方にかかり、ヘッドセットの前への傾きも多少軽減されます。
その他気づいたこと
- 標準のゴムベルトだと逆モヒカンになったり髪型が崩れる。
- 壁を殴らないために空間が要る。
- いきなり目の前に人や物が現れると驚く6。
まとめ
実際に身体を動かして物に対峙する感覚、視界を覆う迫力は他の機械では真似できない独特の体験だと思いました。
当初の目的の通り、運動にも使えています。
ヘッドセットの重さとケーブルが邪魔な問題についてはこれからの技術革新で解消されることに期待です。
変更履歴
2023-06-02:
Meta Quest 2(Oculus Quest 2)を売りました - nonameのノート へのリンクを追記に追加。
2022-02-09:
この動画では 21.のタイプも紹介されていて、耳が当たっているように見えるのですが、痛くないのでしょうかね。
- Beat Saver ではなくて Beat Saber 。よく誤字を見ます。ゲームの内容については「Beat Saber」で検索してください。ところで私には saver と saber の音が同じように聞こえます。↩
- 「Assetto Corsa」 の VR モード↩
- ゲーム「Project Wingman」↩
- ゲーム「No Man's Sky」↩
- PC の要件があることに注意した方が良いです。NVIDIA GeForce GTX 1650 搭載の PC に接続できなかったという話を聞いたことがあります。NVIDIA GeForce GTX 1650 Superだったら対応していたようです。惜しいですね。 Oculus Link の互換性↩
- 「Kizuna AI – Touch the Beat!」というゲームで Kizuna AI というバーチャル YouTuber が突然そばに現れるシーンがあり、「うわ」と叫んで転んでしまいそうになりました。↩