nonameのノート

お金で買えない資格とお金で買ったモノ、調べても見つかりにくい小技を書き留めます。

Meta Quest 2(Oculus Quest 2)を売りました

去年(2022 年 1 月 27 日)のブログで Meta Quest 2(Oculus Quest 2、以下 Quest 2 とする)を買ったと書いていましたが、最近売りましたので、その価格と、どうして売ったのか理由を書いておきます。

新品で買ったときより高く売れました

37,180 円の新品の状態で買った Quest 2 でしたが、約 1 年半使用して中古品なのに 4 万円台で売れたので良かったです。なぜ買ったときより高く売れたのかというと、Meta 社が 2022 年 8 月に 37,180 円から 59,400 円に値上げしてくれたおかげです。新品で 59,400 円ということは 40,000 円で買ったとしても価格だけ考えれば約 2 万円安いということになります。

昨日(2023 年 6 月 1 日)、Meta 社は新しい Meta Quest 3 の発表と同時に Quest 2 を 47,300 円へ値下げすることも発表したので、これから先 Quest 2 の中古品が 4 万円台で売れるかは分からないです。

値上げ前に買って値下げ前に売れて、本当にタイミングが良かったと思いました。

いずれにしても、他の多くの VR ゴーグル(スマートフォン VR を除く)が 10 万円を超える中、安い価格で本格的な VR を体験させてくれた Meta 社には感謝してもしきれません。

売った理由

ところでなぜ Quest 2 を売ったのかというと、理由は大きく分けて二つあります。一つ目の理由はあまり使わなくなっていたからです。二つ目の理由は値下がりする前に売りたかったからです。

まず一つ目の理由のあまり使わなくなっていたから、についてですが、今 Beat Saber のこれまでの合計プレイ時間を見てみたところ、約 18 時間となっていました。約 1 年半でのプレイ時間として 18 時間はかなり短いように思えます。実際にはもっと遊んでいたような気もしたのですが、意外と遊んでいませんでした。もっと遊んでいたような気がしたのはおそらく 1 回のプレイ時間が 20 分くらいで、遊んでいる日数が多かったからかもしれません。1 回のプレイ時間が短くなるのはヘッドセット自体が重たくて圧迫感に耐えられず、目の周りの汗も簡単に拭えないからです。先の去年のブログで運動目的のために買ったと書いていましたが、実際に運動するゲームを長時間遊ぶのは難しいことが分かりました。長く遊んでいる人はゴーグルとの間にハンカチやガーゼをはさんだりしているのでしょうか。よく分かりません。そこまで調べて対策して遊ぼうという気には残念ながらなりませんでした。同梱されているゴムバンドでは頬が痛くなるので、サードパーティ製のヘッドストラップに付け替えるのは急務だと思ってすぐに実行しました。また他に映画などをバーチャル空間上の大きなスクリーンで鑑賞するという使い方もありますが、こちらは飲み物を飲みづらかったり、中断して他の用事を済ませるためにゴーグルを付け外ししなければならないのが面倒だったりしました。それだけ現実に戻る方が面倒になるので没入感が得られると言えばそうなのかもしれません。Google Earthで 1 時間くらい地球をグルグル回して遊んでみたり、無料のゲームアプリをいろいろ試してみたり、VRChatでひたすら他人が会話しているのを盗み聞きしてみたり楽しんでいたのですが、ゴーグルを外したときに私は一体何をしているのだろう感を覚えるときがありました。仮想空間が楽しすぎればすぎるほど、現実空間に戻ったときの落差によるショック(?)が大きくなるのかもしれません。楽しいというならもっと VR ゴーグルを使うはずだと思われるかもしれませんが、しかし水分補給や身の回りの用事を全部済ませて集中できる時間を作って、いざゴーグルを装着、というのは毎日気軽にできることではありませんでした。

そして二番目の理由の値下がりする前に売りたかったから、について、これは VR ゴーグルに限らず IT 機器であればだいたいそうだと思いますが、IT 機器は日進月歩秒進分歩の世界で、時間が経てば経つほど急速に相対的に性能が低くなって中古品の価格はどんどん下がっていきます。古すぎると逆に骨董品的な価値が出てきますが、そこまで待って売るのも防虫防湿防塵遮光の保管コストがかかるので、あまり使わない機器は早めに売りたいと考えたくなります。また IT 機器には不具合の修正や脆弱性対策などサポートの問題もあり、よほど機器のハードからソフトまで天地万物森羅万象ありとあらゆる構成部品のみならず接続される機器との相性まで知り尽くしていてどんな問題も瞬時に解決できるからこの機器を使い続けるのが最も低コストなのだ(?)と言い切れる謙虚でありながら確かな経験に裏打ちされた自信があったとしても消費電力量に対する性能は新しいものより低かったり単純に動作速度が遅くて生産性が低くてストレスフルで寿命ももったいないので、サポートが切れそうな古い機器を運用管理することは避けたいものです。2019 年に発売された初代 Oculus Quest のサポートは 2024 年に終了します。Quest 2 の発売は 2020 年です。現時点であまり使わなくなっているのにあと 2 ~ 3 年も所有し続けるメリットはほとんど無さそうだと思いました。そして Meta Quest 3 が今年 2023 年に発売される予定と発表されました。この発表の前からそろそろ新しい VR ゴーグルが出そうだという情報はありましたので、新型ゴーグルが出て Quest 2 の中古品相場価格がさらに下がる前に売ろうという考えにいたりました。

まとめ

安く VR 体験ができて良かったです。

参考

Meta Quest 3 の発表:Meta Quest 3 Launches Later This Year + Lower Prices & Improvements for Quest 2 | Meta Quest Blog | Meta Store

日本での Quest 2 の価格など:Meta Quest 3 がこの秋登場、Meta Quest 2 は値下げしパフォーマンスが向上 | Meta Quest ブログ | Meta Store